いしかわ市民連合主催のミニトーク集会第2夜です。再生可能エネルギーの可能性と石川県の将来について考えました。
昨夜から始まりました、いしかわ市民連合主催のミニトーク集会の第2夜に参加してきました。
今夜は再生可能エネルギーの問題に詳しい金沢大学の市原あかね教授を迎えてのミニトーク集会です。
市原さんは再生可能エネルギーの世界的な動向や日本の取り組みが遅れていることなどを説明しながら、世界的に大きな問題となっている「二酸化炭素の排出をどうおさえるか?」の観点からも、再生可能エネルギーの電力生産に占める割合を拡大していく必要があることを強調しました。
(世界的に求められている水準から言えば二酸化炭素排出を80%オフしないといけないので、電力生産や電力消費のあり方に大きな変革が求められるそうです)
ただそういう意味では自然豊かな石川県は再生可能エネルギーを導入できる可能性は大いにあるとのこと。しかし実態は再生可能エネルギーを普及させていくような県としての施策も支援策も見えていません。
この後、志賀原発に関して活断層の問題や核のゴミなどの問題がある以上、志賀原発ではなく新たな代替エネルギーとして再生可能エネルギーを含めた新たな発電方法を模索する必要があること、国際的には常識となっている電力や化石燃料を浪費しない「省エネ社会」を作っていかないことには、持続可能な生活が難しいことが話し合われました。
志賀原発はその危険性から再稼働させてはいけないことはもちろん、廃炉に向けて具体的な道筋・計画を持って動き出すことが必要だと思います。
さらにその上で「世界的に再生エネルギーの必要性や省エネ社会への転換が言われる中で、国と石川県は今後どういうビジョンを描いて行くのか?」というのが大きな問題です。
谷本知事の公約やホームページを見るに、志賀原発をどうしていくのか?石川県のエネルギー問題をどうしていくか?は全く語られていません。最低でもここ数年のうちに耐用年数などの問題から対応を迫られる志賀原発をどう考えるのかについて、選挙公約やホームページで発信していくことは最低限の責任だと思います。
志賀原発を今後どうしていくのか?再生可能エネルギーを今後どのように普及していくか?は今後の石川県の姿を大きく変える重要な問題です。そんな重大な問題を議論できる石川県知事選挙になればというのをミニトーク集会に参加して強く感じました。
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